エド・ウッド
ティム・バートン監督とジョニー・デップ主演の「エド・ウッド」は実在した映画監督の物語だ。エド・ウッドは「史上最低の映画監督」という、うれしくない称号を与えられてしまったが、映画の中では「僕は最高のものを作っている」と言わんばかりのジョニー・デップの嬉々とした表情、そして行動力が魅力的で、好きなものに没頭している姿はおかしく、それでいて悲哀でもあった。
僕が本屋でバイトしていた頃、小説家になりたいという人が新人バイトで入ってきた。その話を知った遅番のきれいな顔をした女の子が、
「早く目覚ませよ」と僕に本音を漏らした。笑顔で言ってたから可笑しかった。
新人バイトは以前コンビニで働いていたらしいが、書店業務が合わなかったのか2ヶ月ほどで辞めてしまった。
その後入ってきた人は役者を目指していた。その人は3年以上続いたけど役者の方はうまくいかず、別の書店に移った。
僕は書店以外もいくつかバイトをしてきたが、メジャーではないミュージシャンや役者、自称小説家・歌手志望・映画監督志望など様々な人たちがいた。みんなこぞってお金に余裕がなかったけれど、楽しそうでもあり、時には辛そうでもあった。
本物のエドは後に酒浸りになって交通事故で無くなったそうだけど、映画ではとにかく前向きで、周囲を巻き込み、最高のエンディングを迎えている。
八村塁選手すげーなあ
NBA入りした八村塁選手が日本代表メンバーとしても活躍している。
日本では野球・サッカーの人気に及ばないバスケットボールというスポーツ。地上波では滅多に放送しない(やっても深夜だったなあ)昭和ではプロなんてまさかという感じだった。
学校以外でバスケットゴールがある場所なんて皆無だったしね。
子供の頃から背が高かった僕は、中学の頃バスケ部に入った。
「汗はかくけど疲れない」というわけのわからない理由でレギュラーにはなれたが、身体能力はないので試合開始直後のジャンプボール(審判がボールを上に放り投げてそれを取り合うやつね)では、自分より背の低い人に負けてしまうこともよくあった。ダンクなんて夢のまた夢。僕らの間ではリングに手が届く奴がいたら、超すげーだった。
もう一つ言うと、片手でボールを掴めない。握力でなんとか1秒もつかだ。
八村くん、中学の時からダンクしてたね。
バスケに限らず、いろんなスポーツでまるで漫画から飛び出てきたかのような若い人達が活躍しているのをみると、感動と共に呆然としてしまう今日この頃です。
ジャーナリストの刀
本屋で働いていた時、TVでもよく拝見するジャーナリストの方を何度かお見かけした。
たぶんその方は世間的に、わかりやすい解説をする穏やかな人のイメージ。でも僕はその方が書く、切れ味鋭い新聞コラムを読んでいたのでちょっと怖かった。
ファンだけど声をかけられない。
でもある日、意を決して話しかけてみた。その方がたくさんの本をレジに持ってきた時にお会計をしながら、
「◯◯という本で紹介していた、プレスマンのシャープペン、僕も使っています」
プレスマンのシャープペンは、芯が折れにくく、記者さんたちには有名らしい。僕はその方が使っていると本で知って、真似っこしたのだ。
僕がシャープペンを出して見せると、その方は、
「ほう、そうですか、書きやすいでしょう。私も使っていますよ」
と僕のとはちょっと違うタイプの、プレスマンシャープペンをサッと出して見せてくれた。
何が凄かったって、そのシャープペンを取り出すスピードだった。
ご本人は無意識だろうが、恐ろしく速かった。
戦国時代なら叩っ斬られているところだ。やっぱりプロはすげえやと感動した。
というわけでこれが今使っているプレスマンです。
ロゴが見えていない…
夜勤明けの睡眠
日本では夜勤仕事に従事している人が人口の約2割ほどだそうです。
ネット検索すれば皆さんどうやって睡眠サイクルを保って日々体をケアしているのかわかるけれど、最近思うのは個人の体質・性格・思いこみ等に合わせるのが一番かなと。
自分なりのちょっとした改善や試行錯誤を楽しみましょう。
写真大きくなってしまった。
僕はこれです。
トマト好きじゃ無いけど、これは美味しく飲めた!
あれ、睡眠について書いてない!
僕は帰ったら3時間ほど寝て起きて、軽くジョギングして夜また寝てました。
ブログのアイコン
年に一回くらいは美術館に行く。
知識はないけど暇つぶしになるし、気分転換になるし、非日常を味わえる。
以前行った西洋美術展で気になった絵があった。
食パンにケチャップとチーズでも乗せたのか?と思うような色だけの絵だ。作者も知らない。
アートはよくわからないなあと思い、他の作者の風景画や人物像を見て気にせず帰った。大抵の場合、おみやげコーナーで展示されたのと同じ絵のポストカードを買って帰るのだけれど、その日は買わなかった。
そしたら夜中、その食パンが夢に出てきて眠れなくなった。何なんだあの絵は?
仕方がないので後日もう一度見に行った。
何の変哲も無い絵だった。やっぱりどうでもいい。
帰ろうと思ったが、また気になって夢に出てきたら困るのでポストカードを買って帰った。
カードには「マーク・ロスコ」と書いてあった。作品名は「Orenge and Yellow」
ブログを始めるにあたり、困ったのがアイコンだ。
気に入った本や絵、あるいはキャラクターなどは肖像権があるし、似顔絵はできない。無料の画像はかぶることも多かろう。
なので本を積んで書名がわからないよう、小口側から撮りました。
色をちょっと変えたらマーク・ロスコ風じゃん!と小躍りした。
まあ、みる人が見たらどこがと言われそうだけど。
でも人はやっぱり何か作ろうと思ったら、何かしら影響受けるんだなあと思った。
最近、芥川賞受賞を逃した古市憲寿さんの作品について、やれ剽窃やら書く姿勢やらと批判があるみたい。無名作家の小説を参考文献にしたのが、選考委員にはショッキングだったらしい。
参考文献としてあげている時点で、正直だとは思うが。
二度もノミネートされたのだから実力はあるのだろうし、批評も参考に、でも気にせず頑張って〜と思う。
ちなみにマーク・ロスコは「基本的な人間の感情を表現している」らしい。