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年に一回くらいは美術館に行く。
知識はないけど暇つぶしになるし、気分転換になるし、非日常を味わえる。
以前行った西洋美術展で気になった絵があった。
食パンにケチャップとチーズでも乗せたのか?と思うような色だけの絵だ。作者も知らない。
アートはよくわからないなあと思い、他の作者の風景画や人物像を見て気にせず帰った。大抵の場合、おみやげコーナーで展示されたのと同じ絵のポストカードを買って帰るのだけれど、その日は買わなかった。
そしたら夜中、その食パンが夢に出てきて眠れなくなった。何なんだあの絵は?
仕方がないので後日もう一度見に行った。
何の変哲も無い絵だった。やっぱりどうでもいい。
帰ろうと思ったが、また気になって夢に出てきたら困るのでポストカードを買って帰った。
カードには「マーク・ロスコ」と書いてあった。作品名は「Orenge and Yellow」
ブログを始めるにあたり、困ったのがアイコンだ。
気に入った本や絵、あるいはキャラクターなどは肖像権があるし、似顔絵はできない。無料の画像はかぶることも多かろう。
なので本を積んで書名がわからないよう、小口側から撮りました。
色をちょっと変えたらマーク・ロスコ風じゃん!と小躍りした。
まあ、みる人が見たらどこがと言われそうだけど。
でも人はやっぱり何か作ろうと思ったら、何かしら影響受けるんだなあと思った。
最近、芥川賞受賞を逃した古市憲寿さんの作品について、やれ剽窃やら書く姿勢やらと批判があるみたい。無名作家の小説を参考文献にしたのが、選考委員にはショッキングだったらしい。
参考文献としてあげている時点で、正直だとは思うが。
二度もノミネートされたのだから実力はあるのだろうし、批評も参考に、でも気にせず頑張って〜と思う。
ちなみにマーク・ロスコは「基本的な人間の感情を表現している」らしい。