西田もじのブログ

日々雑記を綴ります

外人たちの大喧嘩

あなたは外国人同士の本気の喧嘩を目の前で見たことがあるだろうか。

僕は見た。本気の口喧嘩。しかもお互い日本語で1時間。

異国の人同士が目の前にいる日本人より流暢かつ早口で、めっちゃ大声で怒鳴り合っているのだ。能力高っ。

職場なんですけどね。イメージつけたくないので職業は申しません。

でも最近は特に、様々な国から日本で働く方が増えているので、あまり違和感ない方も多いかもしれません。

口喧嘩なんてものは感情むき出しだし話は飛ぶし支離滅裂だったりするでしょうけども、1時間てすごくないすか。

僕は高校時代、男子校だったから喧嘩風景はままあった。でも大抵はすぐ殴っちゃうからすぐ終わってた。殴るまでいかなくて、お互い胸ぐら掴むだけならまあ、第三者止めてねという暗黙の了解みたいのがあってそばにいた人が止めるのだ。その後どの職場でだって、喧嘩はすぐ終わるものだった。

 

どうしよう今にも暴力沙汰になってもおかしくないテンションだ二人とも。直立不動で話を聞きつつ間に入れず固まっていると、なんだか流れがおかしな方向に傾いてきた。

「西田さんは(僕のことです)仕事が遅いから私が教えていたんだ!」

え?あたし?

「西田さんが仕事遅いのは分かっている!」

え、いやあの…

「西田さんがいつまでも終わらない。毎日これやってる!」

「西田さんは仕事できない!でも一生懸命やっている!」

いや、ちょっと待っ。

「僕は職場では好き嫌い持ち込まない!たとえ西田さんのことがキライでも職場ではそういった感情は全て捨ててきている!外で会ったら無視するけど」

あの〜、本人ここにいるんですけど。喧嘩しながら目の前にいる第三者ディスるという高等テクニックの二人ーー

 

結局、盛り上がった二人を止めることはできなかった。でもそれ以上に、今回ほど陰口の方がいいと思ったことはない。